グアテマラシティから車で 1時間。標高 1540mの高原都市。スペイン植民地政府の2番目の首都サンミゲルエスコバルが1541年のアグア火山のクレーターに溜まった水が地震で決壊し、土石流が押し寄せ、壊滅したため、3番目の首都として 1543年に創設された。コロニアル建築や石畳の道など古き良き時代の街並みが美しく、大地震によって崩壊した教会遺跡なども観光の見どころとなっている。アンティグアの歴史地区は 1979年にユネスコの世界遺産に登録されている。最盛期には人口 60,000人を数えたものの、1773年の大地震によって大被害を受け、1775年にグアテマラ・シティに遷都。
毎年3月~4月に行われるセマナ・サンタ(聖週間)の1週間はアンティグアの町が最も賑わう。道には絨毯のように花が敷き詰められ、キリストの受難の像を載せた御輿の行列がその上を練り歩く。
人口4万人ほどのこの小さな町はスペイン語学校が多いことでも知られている。アンティグアの町はカテドラルを中心に碁盤の目のようにまとまっている。街はアグア火山(3,765m)、フエゴ火山(3,763m)及びアカテナンゴ火山(3,976m)に囲まれている。